カテゴリ: 活動
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第10回資本論カフェ
3月20日(土)10:00~、第10回「新版『資本論』カフェ」が開かれました。今回は会場とオンラインで7人の参加となりました。
第5分冊(資本論第2部:資本の流通過程)に入りました。これまでの1分冊から4分冊(第1部:資本の生産過程)を大づかみに振り返りました。「恐慌」の解明などのマルクスの遺稿をエンゲルスがどう編集していったのか、党綱領との関わりなどを不破さん・志位さんが講演した記録集『新版「資本論」のすすめ』にも触れ、党綱領も深めるカフェとなりました。
「今のたたかいが、未来社会へ地続きになっているという志位さんの報告は資本論にその核心があるということだと思う。資本論を学ぶ意義をつかんだ」「第1部・第2部の違いはなんとなく分かったが、第3部との違いは?」「部品が入らずに困っているという近くの自転車屋さん話は、資本論の考えではどう説明になるのか」「(第1部で搾取の秘密、労働者のたたかいが大事だということが分かったが)資本の流通過程でマルクスは何をいいたいのか?」などの意見・質問で交流しました。
オンラインで「資本論」
2月20日(土)10:00~12:00、第9回「新版『資本論』カフェ」がオンラインで開かれました。今回は「飛び入りで参加した」という北村区議をはじめ7人が参加し、これまでの最高の人数となりました。
第4分冊の続きで、本源的蓄積では「囲い込みで、農民が労働者になる事はわかるが、農民が減って労働者が増えると、だれが増えた労働者の食料をつくったのか?」との疑問に「農業革命で農業が発達した」「エンクロージャーは300年、400年かかっている、だから大丈夫だったのでは?」などと議論になりました。
否定の否定でも有名な”収奪者が収奪される”という第一部のクライマックスといえるところでは綱領の未来社会論につながる記述として注目できるとの発言も出ました。
否定の否定でも有名な”収奪者が収奪される”という第一部のクライマックスといえるところでは綱領の未来社会論につながる記述として注目できるとの発言も出ました。
「学生時代に学生のときマルクス経済学の講義を聞いたが、講義を聞くだけだった。(カフェは)一方通行でなく、やりとりがあるので刺激を受ける。」「現状のとの比較、現代の問題に関連して話題を提供してくれるとイメージしやすくなるのでは」といった感想や意見も出て、難しい内容ながら交流もできました。